体型と爪水虫の罹患には関係があるのでしょうか?
もしかしたら、肥満によって生じる血液中の成分の差などによって、爪水虫になりやすい・なりにくいという違いが生まれるかもしれません。しかし、今のところデータがなく、関連性はわかっていません。
別の観点から見ると、太った人が爪水虫になりやすい可能性がある
私の義理の父は、男性によくあるような「リンゴ型肥満」の体型をしていて、「七福神のほてい様」のような大きなお腹をしています。実は義父は長年、水虫と爪水虫に悩まされています。爪水虫については、手の爪にまで広がってしまっています。
先日、義父と話をしていると、「皮膚科で爪を切ってもらっている」という話をしていました。なぜ自分で爪を切らないのだろうと思ったのですが、理由を聞いて納得しました。
それは、「お腹が邪魔で自分で爪が切れない」からです。なるほどと思いました。筆者もやや中年太り気味で、靴下を履くのが辛い時があります。確かに、義父のようにお腹が大きければ爪を切るのは大変だろうと納得してしまいました。
自分で爪が切れないとなると、足を洗うのも大変だろうと推測できます。
水虫・爪水虫の予防は清潔にするのが一番です。特に足の指の間は念入りに洗うのが有効です。しかし、お腹が大きいと、足の指を洗うのは一苦労です。
十分に洗えないと、外出先などで付着した白癬菌が定着して、水虫→爪水虫になってしまう可能性が高くなります。
太っている人すべてに当てはまるわけではありませんが、もし、お腹が邪魔で足が十分に洗えていない場合、爪水虫になってしまうリスクが高まります。
特に高齢者は水虫・爪水虫になりやすいと言われています。身内や知り合いにお腹が大きな方がいらしたら、一度爪をチェックしてあげるといいかもしれません。