爪水虫の市販薬・塗り薬

爪水虫は根気よく治療することが必要です。市販の対策品を使って完治を目指しましょう。

できるだけ早期の対策を!

爪水虫は爪の中に水虫の原因菌である白癬菌が入り込むことによって発症します。

爪水虫の完治にはこの白癬菌を追い出す必要があります。爪が生え変わるまで行う必要があるため、長期間に渡って継続しなければなりません。

本来なら専門の病院に行くのが理想ですが、忙しくて病院に行く時間がなかったり、費用がかかったりと難しい場合もあるでしょう。

病院に行けないからと言って爪水虫を放置すると、シロアリに食い荒らされた柱のように、爪がボロボロになってはがれてしまいます。

爪がなくなると踏ん張りがきかなくなり、歩くたびに痛みがでることもあります。

そして最悪の場合、歩けなくなってしまうケースもあります。

また、爪水虫は家族や友人などにうつしてしまうリスクもあります。

このため、できるだけ早期の対策をおすすめします。

おすすめの市販薬・塗り薬は?

2014年までは、爪水虫専用の塗り薬はなく、内服薬のみが認可されていました。

しかし、内服薬は副作用で肝臓に影響が出たり、他の薬との飲み合わせが悪く、使用が制限されることがありました。

そこで、塗り薬の研究・開発が進められました。

その結果、2014年に「クレナフィン」、2016年に「ルコナック」の2つの薬が認可され、使用できるようになりました。

これによって塗り薬のみで爪水虫の完治が可能となりました。

しかし、この2つの塗り薬を使うには、病院に通院して、医師に処方箋を出してもらう必要があります。

長期に渡って治療する必要がある爪水虫は、通院すると時間的にも金銭的にも負担が大きくなります。

できれば自宅で塗り薬を使って、なるべく時間と費用をかけずに治療をしたいところですが、残念ながら上記の2つの塗り薬は病院に通院しないと使用することができません。

現状では、爪水虫治療の王道は、まず病院できちんと診察を受け、症状にあった薬を処方してもらうことです。そして定期的に通院して、経過観察をしてもらうことです。

時間と費用がかかりますが、病院できちんと治しておけば安心です。

(ちなみに足裏用の水虫の塗り薬はたくさん市販されていますが、爪の中に浸透しないため、爪水虫にはほとんど効果がありません。)

新たな製品も登場しつつあるようです

爪水虫を治療するには有効成分を爪の中に浸透させる必要があります。

しかし、一旦、爪の中に浸透させてしまえば、そこに長期間とどまって白癬菌に接触するので、効率よく攻撃することができます。

そこで、爪への浸透力に特化して作られた製品もあるようです。

これら製品は、区分上は医薬品ではなく、爪のトラブル対策用ジェルという位置づけになります。

このジェルは人体に負担の少ない植物由来の殺菌成分を使用しています。そしてその成分を独自に開発した浸透力を高めるしくみで、爪の奥まで確実に届けることができるのが特長です。

医薬品ではありませんが、このジェルを使い、変化を実感している人も多くいるようです。

早くこのような商品が医薬品として市販されることを期待したいところです。

爪水虫とは

爪水虫(爪白癬)とは水虫の原因菌である白癬菌が爪の中に入り込み、爪が白く濁ってしまう症状です。
同じ白癬菌が原因となる皮膚の水虫の場合、菌はやわらかい皮膚の中にいるため、塗り薬も浸透しやすく対応がしやすいのですが、爪の場合は硬いので薬が浸透しにくく治りにくいのが特徴です。また、皮膚は約28日で入れ替わる(ターンオーバー)と言われていますが、爪の場合、生え変わるのに3ヶ月から半年かかると言われているため、治療期間が長くなります。これも爪水虫の完治が難しい理由の一つです。

白癬菌とは

爪水虫は爪や爪の内部が白癬菌という菌に感染することによっておきます。白癬とは皮膚が白く変色することです。白癬を引き起こす菌なので白癬菌と呼ばれています。爪水虫も別名では「爪白癬」とも呼ばれています。

白癬菌はカビの一種で、元々は土の中にいました。それが進化して、動物の皮膚にあるタンパク質(ケラチン)を栄養にできるようになったと考えれています。実は見えないだけで、人間の全身のあらゆるところに生息していることがわかっています。

白癬菌は皮膚のケラチンというタンパク質を栄養源にして皮膚の上に生息していますが、通常は皮膚は常に新陳代謝で生まれ変わって、はがれ落ちているので白癬菌が増えることはありません。しかし、靴の中など、高温多湿の環境になると、白癬菌の増えるスピードが速くなり、一気に肌の奥にまで侵入してきます。これが水虫の状態です。

白癬菌は爪や足だけでなく様々な場所で問題を引き起こします。

  • 爪:爪水虫(爪白癬)
  • 足:一般的な水虫
  • 背中など全身:たむし
  • 陰部:いんきん
  • 頭:しらくも(頭部白癬)

部位によって呼び方は異なりますが、すべて白癬菌が原因の皮膚のトラブルです。

爪水虫の経過と症状

爪水虫の経過と症状としては、まず、半透明だった爪が白くにごってきます。白癬菌は爪の先端や根本側(甘皮のあるところ)から侵入することが多く、感染した場所から少しづつ白く濁ってきます。

症状が進むと白い面積が増えていきます。そして、爪の表面がザラザラになったり、ポロポロと爪が欠けたりするようになります。これは白癬菌によって爪のタンパク質が破壊されたことによる症状です。
さらに症状が進むと爪がボロボロになって、弱くなり変形したり、巻き爪を引き起こしたりします。この段階では他人が見ても明らかに爪に異常があることがはっきりとわかるようになります。
そしてさらに進むと、爪の色が茶色っぽくなったり、出血したりするようになります。最終的には爪がはがれてしまいます。そうなると痛みもひどく、最悪の場合歩けなくなってしまうこともあります。

爪水虫の治療方法

爪は生え変わるのに時間がかかるため、爪水虫の治療も長期間に渡ることが多いです。
治療方法としては塗り薬と内服薬の2つの方法があります。

塗り薬

爪は硬い組織のため、薬剤を浸透させるのが難しいという特徴があります。このため、塗り薬の効果を高めるポイントはいかに爪の奥まで薬剤を届けるかという「浸透力」になります。

爪水虫専用の塗り薬は現在「クレナフィン」と「ルコナック」の2種類がありますが、使用するには医師の処方箋が必要なため、市販されていません。

爪水虫の市販薬はありませんが、一方で足裏用の水虫薬は数多く市販されています。ドラッグストアの店頭にたくさん並んでいますし、テレビCMなどでもよく見かけます。
足の裏の水虫も爪水虫も同じ白癬菌が原因ですので、足裏用の市販薬が爪水虫に効きそうな気がしますが、実はあまり効果がありません。それは爪水虫の白癬菌は硬い爪の奥深くに存在しているからです。
殺菌力が高く、白癬菌に対して効果の高い薬でも、爪の表面に塗るだけでは、爪の中にいる菌には効きません。それが爪水虫の治療を難しくしている理由です。

内服薬

爪は髪の毛と同じで、皮膚の一部ではあるのですが、血液が通っていません。このため、普通の薬のように血液の流れによって患部まで届けることができません。

爪の中にいる白癬菌をやっつけるには、爪の中に薬剤を浸透させる必要があります。具体的には爪の成長と共に少しづつ薬剤を送り込むことになります。この特殊性ため、爪水虫の内服薬は副作用があることがわかっています。

特に肝機能障害を起こす可能性があるため、内服薬を使用する時は事前に血液検査等を念入りに行なって、副作用の可能性の有無をチェックします。

また、妊婦さんの場合は胎児に悪い影響を与える恐れがあるため、使用することはできません。内服薬は基本的にすべて病院で処方してもらいます。

爪水虫の再発

爪水虫は再発しやすいと言われています。それは原因となる白癬菌が見えにくい爪の中にいるからです。
見た目には治っていても、爪に中に白癬菌が潜んでいて、薬をやめた後に活動を再開して症状が出る場合があります。
このため、爪水虫の場合は治ったと思ってもしばらく薬を継続した方がいいでしょう。

もう一つ再発する理由があります。
それは、他の場所から白癬菌がうつることです。
爪水虫は完治していて、爪の中に白癬菌はいなくても、足の別の場所(たとえば指の間)などが水虫になっている場合、そこから爪に白癬菌がうつる可能性があります。爪水虫を治療する際は、ほかの場所が水虫になっていないか確認しながら行うとよいでしょう。また、他の場所にも感染が疑われる場合、同時に治療をおこなうとよいでしょう。

爪水虫の完治

見た目がキレイになって、しばらく再発しないならば、「完治した」と言ってもいいでしょう。特に爪水虫になりやすい夏を過ぎても再発しなかった場合は、完治したと自信を持ってもいいでしょう。

一度完治したら、白癬菌に近づかない、定着させないように清潔を保っていくように心がけるといいでしょう。

ちなみに医学的に「完治した」とみなすには次のような条件を満たした場合になります。

「KOH直接鏡検」とは、爪の一部を切り取って、KOH(苛性カリ溶液)にひたして爪を溶かしたあとに、顕微鏡で直接白癬菌がいないか確認することです。

「真菌培養検査」は、切り取った爪を白癬菌が繁殖しやすい条件に置いて、白癬菌が増殖しないか確認する検査です。

気になる方は、皮膚科などで検査をしてもらえます。費用と時間がかかりますが、100%完治を証明したい方は検査してみるといいでしょう。

爪水虫の感染経路と予防

爪水虫の原因となる白癬菌は、はがれ落ちた皮膚(角質)の中にいるため、そのようなものと接触する可能性が高いところが感染経路となります。

代表的なものが「バスマット」です。ほとんど一般家庭では、家族でバスマットを共有していると思います。たとえば家族の一人が水虫に感染している場合、バスマットに白癬菌が潜んでいて感染する可能性が高くなります。また、スリッパやプールの足ふきマットなども同様です。

しかし、バスマットなどで白癬菌に触れたとしても必ずしも爪水虫になるわけではありません。白癬菌が皮膚の表面についたとしても、すぐに中に進入するわけではありません。一般的にはそうなるには24時間以上必要と言われています。このため、毎日お風呂に入って清潔にしていれば問題ありません。

白癬菌の感染で最も多いのは足です。そして足の中で洗いにくいのは指の間です。お風呂では足の指の間も丁寧に洗うようにしましょう。そうしておけば白癬菌の感染を予防することができます。

爪水虫の患者数や男女比は?

日本皮膚科学会の調べでは爪水虫にかかっている人は日本で常時1000万人以上いると推定されています。日本人の10人に1人という割合になります。また、アメリカの調査では高齢者ほど爪水虫になっている人が多く、60歳以上では約4割が爪水虫だそうです。
これから日本は超高齢化社会になっていきますが、それにつれて爪水虫患者も増えていくことが予想されます。

爪水虫の市販薬に期待

アメリカの例でご紹介したように、爪水虫の患者数は高齢化が進むにつれて増加していくと思われます。このような背景があるなか、今後有効なのは、爪水虫の市販薬です。重症化している場合や、なかなか治らない場合は医療機関で治療する必要がありますが、かかり始めや軽症の場合は市販薬として販売されている爪水虫専用塗り薬で対応する方が効率的です。
当サイトでは、今後注目の爪水虫の市販薬について最新の情報や製品情報について更新をしていきます。

注目の新製品

爪のトラブル対策用ジェル

「にごり爪」や「ボロボロ爪」などの症状を解決するには、有効成分を爪の中に浸透させる必要があります。

爪の中に浸透させてしまえば、そこに長期間ととどまるので効果を持続させることができます。

そこで、爪への浸透力に特化して作られた製品があります。

この製品は、区分上は医薬品ではなく、爪のトラブル対策用ジェルという位置づけになります。

このジェルは独自に開発した浸透力を高めるしくみで、爪の奥まで確実に成分を届けることができるのが特長です。

医薬品ではありませんが、このジェルを使い、変化を実感している人も多くいるようです。

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