体重増加で爪水虫罹患のリスクが上昇

体重多め爪水虫について

以前に太った人は爪水虫になりやすい?という記事を書きました。これは、私の義父がお腹が大きくて自分の爪の手入れができない様子から推測したのですが、実際に研究・調査によって、体重と爪水虫の関係が明らかになりました。

  • カトリック大学校医学部(韓国)のJi Hyun Lee氏らによる研究から、体重が適正体重を上回ると爪白癬(爪水虫)などの爪真菌症リスクが高まることが明らかになった。この研究結果は「Journal of the American Academy of Dermatology」3月号に掲載された。

  • 出典:適正体重を上回ると爪真菌症リスクが上昇か

この調査では、韓国の成人900万人を対象として、約7年の追跡調査を行ったそうです。その結果、例えば、1,000人当たりの爪真菌症の発症率は、BMI18.5以下の人の12.5件に対してBMI30以上の人では29.7件と2倍以上の開きがあったとのことです。

なぜ体重増加が爪水虫の罹患につながるのかは記載されていませんが、免疫力や血流の低下などが考えられますが、以前に考察したように、単純に足を十分に洗うことができず、清潔を保てないのが原因の1つとも考えられます。

また、体重増加によって、足の指にも多少なりとも脂肪がついて太くなります。これによって、足指が密着して白癬菌の増殖を助けることも要因のひとつになります。

いずれにもしても、体重増加と爪水虫には関係があるようです。特に高齢かつ肥満傾向のある人は、注意が必要です。

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